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RYUZO NAKATA HISTOIRE-11

執筆者の写真: RYUZO NAKATARYUZO NAKATA

更新日:2021年6月3日

ファッションや服に興味がなくても

聞いた事がある``オートクチュール``と言う言葉

当然 フランス語です

HAUTE-COUTURE (オートクチュール)

HAUTE=高い 高級 + COUTURE=縫製 仕立て


女性の体を採寸してのオーダー 1点物の高級服

TAILLEURS=スーツのアトリエとFLEURS=ローブのアトリエを

持たなければならない

アトリエ(縫製する部署) の中で 完成しなければならない

熟練の職人による高級縫製 (手仕事)で作られるのです

同じ物を欲しいと言う人が居ても作らない 量産はしない

HAUTE-COUTURE組合に加盟する

その場合 MAISON (メゾン) と呼ばれるのです

``MAISON UNGARO`` これでクチュールの会社とわかるのです

MAISONが作る既製服を PRET-A-PORTE と言います

PRET-A-PORTE=高級既製服

プレタポルテは量産

オートクチュールのメゾンでも プレタポルテと区別している

1月と7月にコレクションを開催しなければならない

どちらにしろ メゾンで働く人もクチュールを着る人も

選ばれた人のみと言う事なのです

当然のこと ショウに招待される人は特別なのです


HAUTE-COUTUREの楽屋で モデルを順番に並べて最終チェック


自分がクチュールのメゾンに入り

誰も何も教えてくれないし

ただ 勝手にと言っても 何を?

周りはなんだか皆んな様子を見ている感じだった



頭の中が整理されず

怖がって鉛筆で

線が?・・・

急に 子供の頃を 思い出す


自分も 幼稚園の頃から

オーダーの服を着せられていた

その時は本当に嫌だった

周りの皆んなは 鼻を垂らし アノラック

僕は ウールの3点セット・・・

ハーフコート+パンタロン+ベレー帽


後から思うと 良かったとな と・・・






後半の頃は こんな感じに

アトリエに渡しても 服の型も解るし

生地感もプリントも解る

イメージはお話か・・・


アクセサリー担当達も

ローブの胸元に・・・

手袋も・・・

手袋の上にもお花を などなど

ヘアーの・・・

脚元は

・・・









このスタイル画で スタジオのスタッフやアトリエの皆んなが動く

ただの紙とペンだ

膨大なアイディアと夢と発想 想像が必要だ

女性の服を着たことは無いから 発想に問題は無い

怖いもの知らずで描かなければならない

嫌なら 気にいらなければ 捨てて描きなおせば良い

どうせ 明日には古くさいのだ

物にならなければ意味の無い絵で終わり


当然 周りのスタッフも 想像力がないと

フランスは 完璧な仕事分業化 凄いと思うし 良い段取りだ

責任は 自分


いざ物が出来上がると おとなしかったり 大したことは無い

大袈裟にではないが 紙の上に最大限の夢を描かなければならない

物が良いとかより 周り仲間とスタッフとが楽しいのだ

限度なく 規制なく クリエートすれば良いのだから

HAUTE-COUTUREは 夢なのです


コレクション前に ジャーナリスト達がMAISONに来て・・・

服が出来てない時もあるので 絵型を渡したり

アメリカの新聞 WWD

           TAILLEUR サマースーツ

ROBE SOIRE 夜のドレス

         

ROBE COCTAILE カクテルドレス

PRET-A-PORTE プレタポルテ

























 
 
 

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